卵管閉塞の原因について

卵管閉塞とは、何らかの原因で卵管の疎通性が失われ、詰まってしまったものです。左右にある卵管の片側または両側が詰まっている場合や狭くなって通りが悪い場合があります。

卵管が狭くなったり、詰まっていたり、癒着などにより卵管が自由に動けないと妊娠が妨げられます。それを卵管通過障害とも言います。卵管がふさがれてしまうと精子と卵子は出会えず、卵子が子宮にたどり着くこともなくなるため、治療しないと妊娠することが難しくなってしまいます。

卵管閉塞の原因
卵管が詰まる原因としてはいくつか考えられます。主な原因としては、骨盤内で炎症が起こる子宮内膜症、子宮外妊娠、虫垂炎などがあります。主に以下の3つの原因があります。

・感染による炎症。
・子宮内膜症による癒着。
・過去の手術による癒着。

感染による炎症で最も多いのは、クラミジア(性感染症)です。これらの炎症や癒着によって、卵管が狭くなったり、塞がったりすると精子と卵子が出会えなくなってしまいます。

また、卵管周囲の癒着によって、卵管の形が変わったり、卵管と卵巣の位置関係が変わってしまったりすると、排卵された卵子が取り込まれなくなったり、受精卵を運ぶ働きが阻害されてしまうようになります。

卵管に炎症が起こって癒着が進んでいても、明確な自覚症状が現れない場合がほとんどです。そのため、気づかないうちに卵管の癒着が進行し、卵管閉塞(卵管狭窄)になってしまいやすいのです。

卵管障害のほとんどは自覚症状がありません。また、卵管障害は、自然妊娠や人工授精による妊娠の可能性をゼロ、もしくは、著しく低くしてしまいます。そのため、卵管障害があるかどうかを調べる検査は、必ず受けるべき検査であるだけでなく、不妊治療を始めると同時に受け、その結果に基づいて治療方針や計画を立てるべきです。